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2020年ヴィンテージを陽とするなら、2021年の味わいは比較的陰にこもっており、台風や雨の多かった2019年を感じさせます(2021年は8月末から9月第一週が雨、9月中旬に台風)。とはいえ、2019のSpiralはここに来てナッツ感のある風味に変化して先日のイベントでもかなり評判がよく、飲み頃になるのにはやはりある程度瓶内熟成が必要なのだなあと感じたりもしています。

今回の2021年ヴィンテージも、お客様のところでぜひ数年の熟成を経て試してみてほしいと思います。

（早く飲むのも多少の固さやフレッシュさがあってまた良しで、これもワインの楽しみのひとつかと思いますが）

2022年ヌーボーのVelde Novoは、収穫時の天候に恵まれ、溌剌とした柑橘の果実味を感じる仕上がりとなりました。

無ろ過仕上げのため、瓶底にオリがありますが、立てて冷やして飲む分にはオリも底に残りますので問題はないと思います。

こちらはぜひフレッシュなうちにお楽しみいただければ。

2022年で委託醸造は最後となります。来年以降は自社ワイナリーでの醸造となりますが、委託先スタッフご協力のもと、今年も頑張ってワインを仕上げてまいります。ぜひ今後ともお引き立てのほどをよろしくお願い致します。

Bee's Knees Vineyards 　今村 ことよ